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2009年03月 アーカイブ

2009年03月03日

子供に何を残したいのか

こんなことをふと考えていました。
自分が自分の子供に残したいものってなんだろうって。


たぶんこの残したいものって、自分が親から残してもらったものでありがたいと
感じているものになるんだろうなって。
で、じっくり考えているとだんだんと見えてきました。
私が子供に残したいもの。。。。


せっかくですので、嫁さんにもこの『自分の子供に残したいもの』を
聞きたくて質問をしてみました。


『あと1ヶ月で命がなくなるとしたら何をする?』って。

 

すると、『子供たちに手紙を書く』と言いました。
さらに、手紙を書いてどうしたいのかと聞くと『自分の考え方を伝えたい』と。


実はこれ、まったく私と一緒でした。

 

私は23歳で父を亡くしましたが、父が残してくれたものでもっともありがたいと
感じているものは、『父の価値観、考え方』です。
つまり、『何をよしとして生きるか』です。


親は、何十年もかけて自分の子供に人生のいろいろな場面において
その自分の判断する姿を見せます。言葉で聞かせます。


伝え方は様々ですが、子供に伝えていきます。

『話している相手の目を見て聞きなさい!』
『いただきます。ごちそうさまをちゃんと言いなさい!』
『お年寄りを親切にするように』

などなど。

それぞれの親の価値観でいろいろなことを子供に言います。
なぜそうするのか?の前に『やること』を親は言いますので
子供はとりあえずその言われた『やること』だけをやりますが、
年齢がいくと段々とそれがわかってきます。


そうですね。
親の判断基準(=価値観)が、伝わるからです。
親ならこう言うだろうといういうのがわかるようになります。

もう何十回も何百回もそういう場面に遭遇するたび、その都度、親に聞いているうちに
親のその価値観が伝わるようになってきます。


これを、何十年もかけて親は子供に教えるのです。
しかし、その時間は必ず何十年は確保しますのでとは、誰も言ってくれないのです。
極端な話、ある日突然今日で終わりですになるかも知れない。

何十年もあるなら、ゆっくりと場面場面で子供に伝えていけばいいですよね?
子供の成長にしたがってね。

しかし、いつまで伝えることができるかなんてわからないのです。

 

私も自分の子供には、『自分の考え』を残したいと思うのです。
もちろん、それに従うかどうかは本人の意思です。
しかし、そういう考えが身近にあったことは知っていて欲しいなと思うのです。


で、今のうちにいろいろな方法でそれを残そうと。

自分の想い、考えをどうやって残すか。
言葉、文章、音声、映像などなど。
残す方法はいろいろと考えられます。


私は、セミナーを作ることと文章で残したいなと思っています。
セミナーなら映像や音声でも残せますしね。


そういえば、いまから5年ほど前にある方から聞いた
言葉にこういうものがありました。


財を残すは、下
組織を残すは、中
人を残すは、上


お金や会社を残すことよりも、人を育てることことが
人として生まれてきた役割なんだと。

逆に言えば、人を育てることができればお金や会社は
自分が残さずともその人が作り出すことができるというもの
だと解釈しています。


深い言葉です。

 

 

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