コーチングに対する考え方
私のコーチングに対する考え方を整理してみます。
私が思う、コーチングビジネスとは、いわゆる単なる商取引だという感覚は全くありません。
確かに、価値を提供して報酬を受け取るというビジネスではありますが、
もっと人間的なつながりを前面に出たビジネスだと思います。
また、『人は感情の生き物』というのが、私の人に対する基本的な考え方です。
では、ここで、突然ですが・・・
詐欺にあった、被害者の人が『自分は詐欺にあった。だまされた』と分かった瞬間に
最初に感じる気持ちって何だと思います?
『くそ~』
『だまされた!』
『くやし~』
実は全部違います。
なんと、、、、『やっぱり。』なんだそうです。
これは、『確かに、この人の言ってることや資料などおかしいところは特に無いんだけど、なんか腑に落ちないんだ』って心のどこかに引っかかりをもったまま契約してしまう人が多いからなんだそうです。
実は人ってすごくてね、人は、五感で感じることができるのです。
言葉にはできないけど、なんとなく感じることができるのです。
それは、自分にとって良いものかどうなのか?
自分の味方なのか?敵なのか?
これらを心はしっかりと感じています。
悪徳業者は、理屈の上では完璧なウソをついてきますので、突っ込みどころがありません。
すべてにおいて完璧なシナリオをつくっています。
どんな質問や疑問にもしっかりと答えるように訓練されています。
しかし、最後の1% 『なんかどうも胡散臭い、なんか怪しい』という部分だけは、
どうしても払拭することはできないのです。
しかし、この内なるあなたの心の声をあなた自身が信用できるかどうか?
目に見える、左脳的な情報だけでなく、右脳の言葉にできない感覚からくるモノを
信頼できそれに従うことができるか?
これはけっこう大切だと思うのです。これは直観です。
理屈ではなく、この人なら信頼できる、自分を高めることができそうだ と
感じることができるならその人とつながることはいいかと思います。
このような感情的な部分で、OKが出せるような人とコーチとして
関わることが双方にとって幸せな形なんだと思います。
ですので、私は報酬さえ頂ければ誰のコーチにでもなるとうスタイルはとっていません。
もちろん、ビジネスである以上、無料ではやりませんし、納得のできない値引きも一切しません。
逆に仮に報酬を支払うからと言っても価値観の合わない人のコーチにはなりません。
その場合にはお断りするようにしています。
自分の心には、嘘はつけませんので必ずどこかでツライ状況になってきます。
すると、満足のいくセッションが続けることができなくなってしまうのですね。
ですので、そのような人にかける時間を、もっと私を必要としている人のために
使いたいと思うのです。
人が発する様々な情報 表情、声、話し方、文章、表現方法、趣味などなど・・
これらで、人の価値観・世界観を感じることからはじめたいと思うのです。
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